谷町線天王寺ー八尾南間開業用として、余剰となった元御堂筋線用の中間車に増結する形で1979年7月に3両が竣工。
30系と新30系の混結編成であったが、冷房化・大規模更新の際に組成車両を新30系で統一するため、編成中の3600・3700・3400形を廃車し、空いた3両分のうち、3600形と3700形については1980年1月に御堂筋線所属の4連を四つ橋線へ転用する際に中間車の増結のため1982年2月に竣工した3362・3363号車を活用。3363号車は電装解除と簡易運転台を移設して3693へ改番し、3362号車も電装解除と簡易運転台の撤去を行い3793に改番。3400形には中央線深江橋ー長田間開業に伴い、余剰となった中間車4両に先頭車2両を連結して使用するために1984年3月に竣工した3097号車を廃車となった3597号車の妻側客室鋼体を活用した上で中間車化改造して3493に改番し、1994年9月に出場した。なお、貫通扉下部の出っ張りについては塗装されており、非冷房時代のまま維持されている。
前述のとおり、元来谷町線所属の車両をベースに元中央線・四つ橋線車両が入り混じって構成された唯一の編成で、2009年6月に最後の全般検査から出場し、2011年11月には3593号車が、2012年1月には3093号車が美化整備を受けて見栄えが向上したが、2012年1月に3099編成が廃車された後は、本編成が最後のセミステンレス車となっていた。
2011年度からは検査切れ順で置き換えていったものの、なんとアルミ車を身代りにしながら延命。しかしながら検査期限が2013年6月に迫っていたことからそれ以上の延命は出来ず、30000系第10編成の導入によって2013年3月1日を最後に営業運転を終了し、同日、森之宮検車場へ廃車回送。翌2日付で除籍され、解体工場へと搬出された。
特徴
・3493号車のみ冷房化時に車体洗浄を受けておらず、光沢があまりなく、汚れている
車歴
竣工:1979.7.24(3093・3393・3593) 1980.2.8(3693) 1980.2.15(3793) 1984.3.28(3493)
製造:アルナ工機(3093・3393・3693・3793・3593) 近畿車輛(3493)

組成変更歴:あり(以下の通り記載)
1979.7.24〜1994.3.2 不足する車両を新造、竣工した際の編成(下線部は元御堂筋線用の3005編成中間車)
(八尾南側から3093-3393-3693-3793-3493-3593)
1994.3.3 冷房化の際に組成車両を新30系で統一するため、対象から外れた3693・3793・3493(初代)を廃車
1994.9.8〜 編成全車を新30系で統一(3363→新3693・3362→新3793・3097→新3493)
(八尾南側から3093-3393-3693-3793-3493-3593)

冷房化・大規模更新:1994.9.8(全車)
転用:1994.9.8(四つ橋線→谷町線:3693・3793 中央線→谷町線:3493)
連結面間転落防止装置設置:2001.8.28
美化整備:2011.11(3593号車。大日で施工) 2012.1(3093号車。大日で施工)
最終全検出場:2009.6.19
最終運用:2013.3.1
廃車:2013.3.2

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